toi

雨雲

 

連なる雨粒が 目の前を泳いでは流れていく

無数に溢れた なかの一つ そう僕らもそうなんだ

心地良い 雨の叩く音が 聴こえてくる

 

浮かぶ雲は淀んで 小さな僕ら見つめてる

君にはどんな想いさせたかな

僕はずっとまだ 聞けないでいる

 

溢れる視界には 見覚えのある君の後ろ姿

窓から消えてゆく 小さなその姿を眺めていた

心地良い 君の笑う声が 残っている

 

浮かぶあの日のことを 今でもまだ覚えている

君にはどんな想いさせたかな

僕はずっとまだ忘れずにいる

 

浮かぶ雲は淀んで 小さな僕ら見つめてる

君にはどんな想いさせたかな 僕はずっとまだ

 

君にどんな言葉を 伝えれば良かったかな

あの日のことばかり 考えては

何もできないまま 想っている